【保存必須】空間作りに欠かせない「照明計画」について知っておこう

部屋の空間作りに欠かせないのは、おしゃれなインテリアや間取りだけではありません。
実はもっとも重要だと言われているのが照明です。今回はその部屋の居心地を左右するといっても過言ではない、こだわりのある空間作りができる照明計画についてご紹介します。

日中は、開口部からの自然光によって生活される方も多いかもしれませんが、16時以降は照明の光のもとで過ごすことが一般的だと思います。
一日の中で、1/3の時間を人工照明で過ごすわけですので、住宅設計でもライフスタイルにあった照明計画を立てることで、より自分らしい空間が完成するはずです。

■間接照明こそがおしゃれ空間の最大のコツ
間接照明一つで、その空間の雰囲気はがらりと変わります。間接照明を配置する際のポイントは下記になります。

①あかりだまりを作る
天井照明で部屋全体を均一に照らすのではなく、明るさが必要なところと、明るくする必要がないところで陰影の差を作ると、くつろぎの空間を演出できます。

②低重心な場所にあかりを置く
光の重心を下げると人は安らぎを覚えます。人がくつろぐときの姿勢も、床に寝転んだり、ソファに座ったりと床に近い位置になるので、低い位置に光を配置することで、夜のくつろぎの雰囲気を作りやすくなります。

③色温度に配慮する
くつろぎの空間を演出するには、まぶしさを感じさせる光が直接目に入らないようレイアウトを計画し、暖かみを感じさせる色温度の照明を選びましょう。

■おしゃれな空間には必ずある「ライティングレール」を使いこなそう
間接照明以外にも、天井照明の中でポイントのあかりを設置できるのがライティングレールです。
複数の照明器具をレール上のどこにでも取り付けることができるのが利点です。照明器具の取り付け、取り外しが簡単なので、家具のレイアウトや空間の使い方を変えたい場面がきたときにも便利なアイテムになります。
ただ、ライティングレール自体の位置を変えることは大かがりな工事が必要なため、空間の形や使い方をしっかりイメージして、取付位置を考えましょう。間取り全体を考えるタイミングで一緒にライティングレールの配置についても考えるのがおすすめです。

何の変哲もない空間も、照明一つでガラリと雰囲気が変わります。
最近は、調光・調色式ものもや、IOTを活用してスマホでオンオフやタイマー設定ができる照明も増えてきました。
ぜひ全体のインテリアや間取りを考える際に、玄関～廊下をはじめ、リビング、ダイニング、キッチン、その他水廻り、そして、寝室など、各空間ごとにあった照明を選び、おしゃれでくつろげる空間を作り上げましょう。